トイレトレーニングはいつから始めるといいのでしょうか。
何歳から?時期は?嫌がったら?
たくさんの心配があると思います。
それも当然、今までオムツでの生活だったお子さんが、トイレでの排泄に成功するのは、簡単な道のりではありません。
イヤイヤ期と重なる時期でもありますが、コツをつかめば、トイレトレーニングが成功します!
保育園で子どもたちに人気の、トイレトレーニングにぴったりな絵本もご紹介します。
やり方が分からず今から始めるママも、うまく進まずに挫折しそうで悩んでるママも参考にしてくださいね。
目次
トイレトレーニング、はじめる時期はいつ?

何歳から始めたら良いのか迷いますよね。
お子さんによって、始めるにぴったりな時期は個人差がありますが、発達具合のチェックによって確認することができます。
・一人で歩けるようになった
・自分の気持ちを、身振りや言葉で表現できるようになった
・おしっこの間隔が2時間以上あくようになった
・オムツの濡れた感覚が、なんとなくわかるようになった
・トイレに興味を持ちだした
上の5点をチェックしてみて、いくつ当てはまりましたか?
3点以上あてはまったら、トイレトレーニングを始めても良いタイミングです。
お子さんのきげんの良い時に、スタートしましょう♡
始める季節はいつが良い?

一般的に、トイレトレーニングは夏から始めるのが良いとされています。
実際に保育園でも、新年度も落ち着き、梅雨が明けて、暑くなる頃から始めることが多いです。
これには、理由がいくつかあります。
・洗濯物が乾きやすい
・薄着になるので、脱ぎはきがしやすい
・風邪をひきにくい
・トイレが寒くない
・汗をかくのでおしっこの間隔があきやすい
やはり、一番のメリットは洗濯物が乾きやすいことです。
トイレトレーニング中は、本当に一日に何枚もトレーニングパンツとズボンを洗っては干し、洗っては干し…
これが洗濯物の乾きにくい冬だと、ママのやる気もダウンしちゃいます。
ただ、たくさんのお子さんのトイレトレーニングをしてきた経験から言えることは、冬でも出来るお子さんはできます。
冬から始めても、立派にトイレトレーニングを完了します。
その子にぴったりなタイミングは季節を問わずやってきます。
夏にしかできない…ということはありませんので、ご安心ください。
トイレトレーニングに効果のあったおすすめの絵本3冊
トイレトレーニングのコツは何といっても「あせらないこと」です。
お子さんのきげんがいい時、天気のいい時などに始め、”トイレは怖くない所だよ”という安心感を与えて、ママと楽しく取り組むことが1番です。
その際、導入として絵本を使うとやっぱり子どもたちは、とても喜びます。
絵本の読み聞かせのあとに、ブロック遊びでトイレらしき物を作り、ぬいぐるみをおしっこさせているのにはほっこりしました。
「〇〇くんも行ってみる?」と声をかけると「うん!」とお返事。
2歳児クラスでは、こんな出来事もありました。
おしっこの間隔があいてきたので、トイレに誘ってみますが「イヤだー」と頑なに行こうとしません。
そこで、絵本の登場です。
絵本に出てくるキャラクターを画用紙で作り、トイレのドアに貼りました。
それからあらためて、誘ってみると…
ふふふ♡ 大成功!
お家の人にも話すと、
「以前にトイレのドアが閉まって怖い思いをして、それ以来、トイレを嫌がって…」
とおっしゃっていたので、このキャラクター方法をお伝えすると、
お家ではキャラクターをコピーしてトイレに貼ったそうです。
もちろんAちゃんはお家でも成功!です。
このように、実際に、保育現場で利用されている、効果のあるおすすめ絵本を紹介します!
ノンタン おしっこしーしー 作:キヨノサチコ
トイレトレーニング中の1番人気絵本は、みんな大好き「ノンタン おしっこしーしー」です。

ご存じのママも多いのではないでしょうか。
たくさんノンタンシリーズの絵本が出版されていますが、この絵本は1987年の発刊から長く愛されている絵本です。
17センチ×16センチの大きさなので、少し小さめの絵本です。
このサイズ感も、小さなお子さんの手にぴったりサイズなんです。
先ほどの話にでてきた、2歳児Aちゃんのお気に入りのキャラクターもノンタンでした。
「しーしーしー なんのおと?」 のんたんが耳をすませます。
「ぶたさんが ぶたさんが おしっこしーしー オムツでしーしー」
ブタさん、オムツにおしっこ。
「しーしーしー なんのおと?」 のんたんが耳をすませます。
ノンタンのお友だちの動物たちも、オマル・トイレでおしっこ。
「しーしーしーなんおおと?」
あらっ。ノンタンしっぱいしちゃった。今度はできるかな。
「しーしーしー」やった!できたよ~
この絵本のノンタンもお友だちの動物たちも、にこにこ笑顔なのがポイント!
しっぱいしても、いいんです。
しっぱいを繰り返しながら、だんだんと分かるようになっていきます。
「しーしーしー」のリズムをまねして、何度か読んでいるうちにすぐ文章を覚えちゃう子もたくさんいます。
のんたんの絵本は、楽しくトイレに行くのに大活躍してくれますよ♡
ひとりでうんち できるかな 作:きむらゆういち

こちらは、大人気シリーズ”あかちゃんの遊び絵本”のNO.4です。
0.1.2歳児のためのえほんシリーズでもあり、ほぼ全ページしかけ絵本になっているんです。
このしかけが子どもたちのお気に入りポイント!
ぺらっとめくると、動物さんたちが色んな形のうんちをオマルやトイレでするのですが、表紙にもなっているかいじゅうさんのうんちったら・・・!!笑

1989年発刊から今日まで、トイレトレーニングをする親子の味方です。
うんちだけにスポットをあてているのも珍しいですよね。
おしっこは出来るけど、うんちはできなくって…と悩むママも多いです。
パンツの はきかた 作:岸田今日子 絵:佐野洋子

優しい絵が特徴のこの絵本は、女優・声優として独特の存在感のあった岸田今日子さんが書かれ、「100万回生きた猫」の作者の佐野洋子さんが挿し絵を描かれています。
優しい表情のピンクのほっぺのぶたの女の子が、トイレのあと、一生懸命パンツをはきます。
「パンツはね さいしょに かたあし いれるでしょ」
子どものパンツのはき方をよ~く表現されていて、保育園でも、まねっこしてパンツをはく練習をしていました。
絵本のまねっこをすると、「こうして!」というより、すんなり聞いてくれるのが、この絵本の魅力。
文字がとても少ないので、あっと言う間に読めるのですが、なぜかすっと心に残るのです。

トイレトレーニングのやり方に迷ったら絵本を使うのがコツ!

絵本で、トイレに行くことに慣れ、おしっこが成功したら、たーくさん褒めてあげてください。
それはもう、大げさに!踊っちゃうくらい大げさに!笑
お子さんにとって、オムツからトイレに移行するのはそれだけとっても大きなことです。
うまくいかなくっても、絵本を使って楽しくできると親子の心理的にもストレスフリー。
ごほうびシールを使うのも良い方法でおすすめです。
やっぱり大好きなママから褒めてもらうのって、嬉しいのです♡
【おまけ】
最後にご紹介した「パンツのはきかた」には、裏表紙に楽譜がついているんです。
YouTubeに音楽がUPされているので検索してみてくださいね。
トイレに行きたくなっちゃうかも!